DTC    C1249/49    ストップスイッチ断線検出

準備品一覧


機能説明


  1. スキッドコントロールコンピュータは、ストップランプスイッチ信号を入力してブレーキ操作の状態を検出している。
  2. スキッドコントロールコンピュータは内部に断線検出回路があり、ストップランプスイッチOFF中にストップランプ信号入力線の断線、またはストップランプ回路アース側の断線を検知した場合にコードを出力する。


DTC　No.
DTC検出条件
DTC出力関連項目
C1249/49
IG端子電圧が9.5-17.2Vで、ブレーキペダル開放(STP　OFF)中にストップランプスイッチ回路の断線(A-B間またはA-ボデーアース間)が0.3秒以上継続
  1. ストップランプ切れ、アース断線または抵抗断線
  2. ストップランプ回路-ブレーキアクチュエータ間のワイヤハーネス断線
  3. コネクターの接圧不良、端子の変形、腐蝕


回路図



G034251



点検手順

手順1ストップランプ点灯点検

  1. IG　ONにして、ブレーキペダルを踏み込み、ストップランプが点灯することを確認する。

    基準:
    点灯する



NG
ストップランプ回路点検
OK


手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検（ストップランプスイッチＡＳＳＹ-ブレーキアクチュエータＡＳＳＹ）
SST
09082-00030  
09083-00150  

  1. IG　OFFにして、ブレーキアクチュエータASSYおよびストップランプスイッチASSYのコネクターを切り離す。

  1. コネクターのケースおよび端子に、変形および腐蝕がないことを点検する。

    基準:
    変形および腐蝕がない



    C100594

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、ブレーキアクチュエータASSYの10(STP)←→ストップランプスイッチASSYの1端子間のワイヤハーネスの導通およびボデーアースとの絶縁を点検する。

    基準:
    端子間···········導通あり
    端子←→ボデーアース間···導通なし



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検（ＧＮＤ１，ＧＮＤ２）
SST
09082-00030  
09083-00150  


    C094229

  1. IG　OFFにして、ブレーキアクチュエータASSYのコネクターを切り離す。

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、ブレーキアクチュエータASSYのワイヤハーネス側コネクターの2(GND1)、24(GND2)端子←→ボデーアース間の導通を点検する。

    基準:
    導通あり

    □ 参 考 □
    異常がある場合、アースポイントのボルトにゆるみがないか点検する。



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK


手順4DTC再確認

  1. ダイアグノーシスコードを消去後、走行テストを行い、ダイアグノーシスコードを再出力する。(要領は参照)

    正常
    		手順Ａへ
    異常コード
    		手順Ｂへ



B
ブレーキ アクチュエータASSY交換
A

正常復帰(コネクタ端子の接触不良によりダイアグノーシスコードを記憶したが、コネクタの再接続により正常復帰したと考えられる)