レーザーレーダー センサ  取り付け

準備品一覧

1. レーザーレーダーセンサブラケット部の楕円穴部をピンに挿入し、ツメAおよびツメBをクラッシュボックスの前面に引っ掛けて仮置きする。
   

2. コネクターを接続する。
   

   ■ 注 意 ■

   1. 作業中に落下させたもの、強い衝撃を与えたものは使用しない。
      
   2. レーザーレーダーセンサは分解しない。
      

1. ボルト6本で、フロントバンパリインホースメントを取り付ける。
   

   基準値

   T = 34 N・m{ 347 kgf・cm }

2. クランプで、クーラサーミスタ（ガイキセンサ）を接続する。
   

1. フロントバンパエネルギアブソーバをフロントバンパリインホースメントに取り付ける。
   

1. クリップ2個およびスクリュー6本で、フロントバンパASSYを取り付ける。
   

   基準値

   T = 2.0 N・m{ 20 kgf・cm }





2. ピン2本を押し込み、かん合させる。
   

   □ 参 考 □

   RH側も同様にピン2本をかん合させる。

1. ラジエータグリルのツメ8箇所をかん合させる。
   

   ■ 注 意 ■

   ガイド4箇所の差し込みおよびツメ8箇所のかん合を確実に行うこと。

2. ラジエータグリルプロテクタ2個で、ラジエータグリルを取り付ける。
   

   基準値

   T = 4.9 N・m{ 50 kgf・cm }

1. クリップ11個で、クールエアインテークダクトシールを取り付ける。
   

■ 注 意 ■

1. 測定は、車両前方に見通し約9ｍの水平なところで行う。
   
2. 周囲および路面に反射物がないことを確認する。(前方9m程度·幅3m程度の範囲)
   
3. 発光部を見つめない。(失明する恐れがある)
   

1. 調整前作業
   
   

   1. タイヤ空気圧を正規に調整する。
      

   2. レーザーレーダーセンサ発光部および受光部を清掃する。
      

2. リフレクタ(SST)高さ調整
   
   

   1. 発光部中心の高さを測定する。
      

   2. リフレクタ(SST)中心をXmm(発光部中心の高さ)+48mmの高さに調整する。
      

      SST

      09870-60000   (09870-60010, 09870-60020)
      

      
      

      ■ 注 意 ■

      出来る限り精度よく行うこと。

      
      

      
      

3. リフレクタ(SST)設置
   
   

   
   
   

   1. 前後バンパーの中央(エンブレム中心)から、先端のとがったおもりを垂らし、正確に中央位置を路面にマーキングする。
      

   2. 前後2点を結ぶ線の車両前方側5ｍ先に、マーキングする。
      

      □ 参 考 □

      ひもの端を後側のマーキングに固定し、車両前方5m先からひもの他端を左右にずらして、前側のマーキング位置に合わせて直線にする。

   
   
   

   3. マーキング位置より右方向に494mm直角に測定し、リフレクタ(SST)を設置する。
      

      ■ 注 意 ■

      出来る限り精度よく行うこと。

      
      
      
      
      
      

4. 光軸調整
   
   

   1. SST(TaSCAN)を車両に接続する。
      

      SST

      09991-70200  
      

   2. IG　ONにする。
      

   3. クルーズコントロールメインスイッチをONにする。
      

   
   
   

   4. 画面を[作業サポート]→[レーダークルーズ]→[光軸調整]の順に選択する。
      

   5. 画面表示に従って[開始]ボタンを押す。
      

      □ 参 考 □

      [開始]ボタンを押しても光軸調整モードに入るのみで、この時点では光軸調整はされない。

   
   
   

   6. 現在のズレ量を確認後、リフレクタ(SST)を右または左に0.5m移動させ、左右の値が変化することを確認する。(ただし6.3°を超える値は表示しない)
      

      ■ 注 意 ■

      値が変化しない場合は、レーザーレーダーセンサの向きが大幅にずれていることにより、他の物を目標物にしている可能性があるため、レーザーレーダーセンサの取り付け状態を確認する。または、リフレクタ周辺の反射物を目標にしている可能性があるため、再度周辺の状況を確認する。

   7. リフレクタ(SST)を元の位置に戻し、ズレ量を確認する。
      

      基準値

      上下2.0°以内
      左右4.0°以内
      

      □ 参 考 □

      車両寸法が正常な場合は、上記の基準値内になる。基準値を超える場合は自動調整不可。

   
   
   

   8. テールスイッチをONにする。(光軸調整開始)
      

   9. 光軸調整が完了すると、ブザーが10秒間吹鳴し、ズレ量の表示が上下·左右ともに0.0°を示す。
      

   10. [完了]ボタンを押し、光軸調整モードを終了する。
       

       □ 参 考 □

       1. 調整完了後、再度調整モードを起動させると、調整前と同じズレ量が表示されるが異常ではない。テールスイッチをONにし、ズレ量が0.0°となった時点で調整は完了している。(内部補正し、センサに記憶させているのみで、機械的に動かしているわけではないので毎回同じズレ量が表示されてしまう)そのため、何回も同じ作業を行わない。
          
       2. 光軸調整モードを終了しないとレーダークルーズが使用できない。
          

要領は参照