フューエルポンプASSY(3GR-FSE·4GR-FSE)  取り付け

準備品一覧



1. フューエルポンプASSY取り付け


    A094865
  1. クランクシャフトを回転させ、シリンダヘッドカバーのフューエルポンプ組み付け穴からカムの平らな面が上に向いている状態にする。

    □ 参 考 □
    フューエルポンプASSY取り付け時、上記作業によりカム凸部でポンプ駆動面を押し上げないため、フューエルポンプおよびフューエルパイプNo.2の取り付け作業が容易になる。

  2. シリンダヘッドカバーのフューエルポンプ組付け穴からシリンダヘッドのオイル溜め部にエンジンオイルを30cc注入する。



  3. A094424
  4. ポンプ駆動カムおよびポンプリフタ部にエンジンオイルを塗布する。



  5. A094879
  6. 新品のフューエルポンプインシュレータを介して、フューエルポンプASSYをシリンダヘッドカバー上のスタットボルトに通す。

    ■ 注 意 ■
    インシュレータを取り付ける際、ハトメの開側が上面に来るように取り付ける。

  7. フューエルパイプNo.2のユニオンナットをシール面にダメージを与えないように取り付け、手で回せるところまで締め付ける。



  8. A094423
  9. ナット2個で、フューエルポンプASSYをシリンダヘッドカバーに数回に分けて締め付ける。

    基準値
    T = 25 N・m{ 255 kgf・cm }

  10. フューエルホースを取り付ける。



2. フューエルパイプ NO.2接続


    A094425J01
  1. ユニオンナットレンチ19を使用して、フューエルパイプNo.2をフューエルポンプに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    フューエルポンプ側のユニオンは固定しない。

    基準値
    T = 30 N・m{ 306 kgf・cm }



  2. A094422
  3. ボルト2本で、フューエルパイプNo.2をデリバリパイプに取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }

  4. コネクタをフューエルポンプASSYに取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    フューエルパイプNo.2を取りはずした場合は、フューエルパイプNo.2のOリング、バックアップリングNo.1、No.2、No.3およびEリングを交換する。(要領は参照)



3. フューエルパイプ NO.1取り付け


4. フューエルプレッシャパルセーションダンパASSY取り付け


    A105752J01
  1. 新品のガスケットを介して、フューエルプレッシャパルセーションダンパASSYをフューエルポンプASSYに取り付ける。

    基準値
    T = 40 N・m{ 408 kgf・cm }



5. ウォータバイパスパイプ NO.3接続


    A105753
  1. ボルトでウォータバイパスパイプNo.3を接続する。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



6. インテークマニホールド取り付け


    A103762J01
  1. 新品のガスケットを介して、ボルト4本とナット4個でンテークマニホルドを取り付ける。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm }

  2. コネクタをインテークマニホルドに接続する。



7. インテークエアサージタンク取り付け


    A103645J02
  1. 新品のガスケットを介して、インテークエアサージタンクをインテークマニホールドに取り付ける。

  2. ヘキサゴンレンチ(5mm)を使用して、ボルト6本をインテークエアサージタンクに取り付ける。

    基準値
    T = 18 N・m{ 184 kgf・cm } (ボルトA以外)

  3. ボルトおよびナットをインテークエアサージタンクに取り付ける。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm } (ボルトA)
    T = 16 N・m{ 163 kgf・cm } (ナット)



  4. A103643J01
  5. ボルトで、サージタンクステーをインテークエアサージタンクに取り付ける。

    基準値
    T = 21 N・m{ 214 kgf・cm }



  6. A103642
  7. ボルトで、ウォータバイパスパイプNo.3を接続する。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }



  8. A103644J01
  9. クリップをずらし、ベンチレーションホースをインテークエアサージタンクに接続する。



  10. A103641
  11. ワイヤハーネスおよびホースをインテークエアサージタンクに接続する。



  12. A103679
  13. ボルトで、バキュームスイッチングバルブASSY No.1をインテークエアサージタンクに接続する。

    基準値
    T = 18 N・m{ 184 kgf・cm }

  14. バキュームホースをインテークエアサージタンクに接続する。



8. スロットルボデASSY (ウィズ モータ)取り付け


    A103636J01
  1. 新品のスロットルボデーガスケットの凸部分を、インテークエアサージタンクの凹部分に合わせて取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    ガスケットの取り付け向きを間違えない。



  2. A103634
  3. ウォータバイパスホースNo.1およびウォータバイパスホースNo.2をスロットルボデーASSYに接続する。



  4. A103633
  5. ボルト4本で、スロットルボデーASSYをインテークエアサージタンクに取り付ける。

    基準値
    T = 10 N・m{ 102 kgf・cm }

  6. コネクタをスロットルボデーASSYに接続する。



9. エアクリーナーキヤツプ W/エアクリーナーホース取り付け


    A103627
  1. クランプ4箇所とホースクランプで、エアクリーナーキャップ W/エアクリーナーホースを取り付ける。

    基準値
    T = 4.0 N・m{ 41 kgf・cm }



  2. A103631J01
  3. パージVSVのバキュームホースをクランプに接続する。。



  4. A103632J01
  5. ユニオンツウチェックバルブホースをエアクリーナホースに接続する。



  6. A103630
  7. コネクタをインテークエアフロメータに接続する。



10. ベンチレーションホース NO.2接続


    A103629
  1. クリップをずらし、ベンチレーションホースNo.2をシリンダヘッドカバーRHに接続する。



11. バッテリマイナスターミナル接続


12. 冷却液(トヨタ純正スーパーLLC)補充
  1. ラジエータドレーンコックプラグを閉じる。

  2. 冷却液をウォータインレット注入口より注水する。

    □ 参 考 □
    ラジエータインレットホースおよびラジエータアウトレットホースを手で数回圧迫し、ウォータインレット注入口の水位が下がる場合は、再度注水する。

  3. ラジエータキャップを締める。

  4. ラジエータリザーブタンクに冷却液を上限まで注入する。

  5. エンジンをサーモスタットが開弁するまで暖機する。

  6. エンジンを止め、冷却液が冷えるまで待ち、ラジエータキャップをはずして水位を確認する。

  7. 水位が下がっている場合は、再度冷却液をウォータインレット注入口より注水し、サーモスタットが開弁するまでエンジンを暖機する。

  8. 水位が下がらなくなったら、ラジエータリザーバタンクの冷却液を調整する。



13. 冷却液(トヨタ純正スーパーLLC)漏れ点検

■ 警 告 ■
やけどの危険を避けるため、エンジンとラジエータが熱い状態のときにはラジエータキャップをはずさないこと。液体と蒸気が圧力によって飛び出す。



    A094882
  1. 冷却液をラジエータに注入し、ラジエータキャップテスターを取り付ける。

  2. エンジンを暖機する。

  3. 137kPa{1.4kgf/cm2}までポンピングし、圧力が下がらないことを確認する。

    □ 参 考 □
    圧力が下がった場合は、ホース、ラジエータまたはウォータポンプに漏れがないかを確認する。外部への漏れがない場合は、ヒータコア、シリンダブロックまたはシリンダヘッドを確認する。



14. 燃料漏れ点検
  1. フューエルポンプ作動点検(TaSCANによる点検)

    1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。

      SST
      09991-70200  

    2. 画面表示に従って操作を行い“基本点検”画面を表示させ、“フューエルポンプ作動点検”を選択し、フューエルポンプの作動を確認する。

  2. 燃料漏れ点検

    1. 燃圧のかかった状態で燃料系統に漏れがないことを確認する。



15. エンジンオイル漏れ点検


16. V-バンク カバー取り付け


    A103628
  1. 車両前方側のクリップ2箇所をかん合させる。

    ■ 注 意 ■
    クリップ2箇所を確実にかん合させる。

  2. 車両後方側のクリップをかん合させ、V-バンクカバーを取り付ける。

    ■ 注 意 ■
    クリップを確実にかん合させる。



17. エアクリーナ インレット NO.1取り付け
  1. ボルト2本で、エアクリーナインレットNo.1を取り付ける。

    基準値
    T = 5.0 N・m{ 51 kgf・cm }



18. クールエアインテーク ダクト シール取り付け


19. スロツトルボデー機能点検

■ 注 意 ■
スロットルボデー組み付けまたは構成部品脱着後に必ず機能点検を行う。

  1. EFIヒューズとETCS(スロットル)ヒューズを同時に取りはずし、60秒以上経過後ヒューズを接続する。

  2. スロットルボデーを車両に取り付け後、アクセルペダルを操作せずにIG ONにする。

    ■ 注 意 ■
    アクセルペダルを操作した場合は上記から再度やり直す。

  3. DLC3にSST(TaSCAN)を接続し、ダイアグノーシスコードを消去する。

    SST
    09991-70200  

  4. エンジンを始動し、チェックエンジンウォーニングランプが点灯していないこと、および暖機後A/C ON←→OFFにしてアイドル回転数が基準値内にあることを確認する。

    基準値
    A/C OFF時 600-700r/min(3GR-FSE)
    A/C OFF時 650-750r/min(4GR-FSE)

    ■ 注 意 ■
    1. 電気負荷のない状態で行う。
    2. N、Pレンジで実施すること。

  5. アクセルペダルをすばやく全開付近まで踏んだとき、‘ECUデータモニター’-‘スロットルセンサNo.1開度(THP1)’の値が60%以上あることを確認する。

  6. 走行テストを行い、違和感のないことを確認する。



20. バッテリーターミナル脱着時の初期化
要領は参照