パワーウインドウ  初期化



1. パワーウインドウレギユレータモータASSYのリセツト

■ 注 意 ■
  1. バッテリーマイナスターミナルを切り離したとき、マルチプレックスネットワークマスタスイッチASSY(D席パワーウインドウSW)、マルチプレックスネットワークスイッチASSY(各席パワーウインドウSW)、ワイヤハーネス、フロントドアウインドウレギュレータ、リヤドアウインドウレギュレータおよびパワーウインドウレギュレータモータASSY(各席)を交換または脱着した場合やMPX-B[10A]、ECU-IG RH[10A]、P/W FRヒューズ[20A](D席パワーウインドウ電源ヒューズ)、P/W FLヒューズ[20A](P席パワーウインドウ電源ヒューズ)、P/W RRヒューズ[20A](RR席パワーウインドウ電源ヒューズ)、P/W RLヒューズ[20A](RL席パワーウインドウ電源ヒューズ)を交換した場合は、パワーウインドウ(ドアガラス)のガラス位置リセット(パルスセンサーの初期化)が必要となる。リセットを行わないと、AUTO作動、挟み込み防止機能およびマルチプレックスネットワークマスタスイッチASSY(D席パワーウインドウSW)によるリモート作動などが機能しない。
  2. リセット作業は各席ごとに実施する。D席からのリモート操作では、他席のリセット作業はできない。
  3. 同時に複数席のリセット作業を行わない。

  1. パワーウインドウレギユレータモータASSY RH(D席)のリセット

    1. マルチプレックスネットワークマスタスイッチASSY(D席パワーウインドウSW)を操作(MANUAL DOWNまたはAUTO DOWN保持)して、パワーウインドウ(D席ドアガラス)を1/4以上下げる。

      □ 参 考 □
      パワーウインドウ(D席ドアガラス)が1/4以上下がっている場合は作業不要。

    2. マルチプレックスネットワークマスタスイッチASSY(D席パワーウインドウSW)を操作(AUTO UP保持)して、パワーウインドウ(D席ドアガラス)が全閉停止後、さらに1秒以上スイッチを保持し続けるとパワーウインドウ(D席ドアガラス)位置がリセットとなり、初期化が完了する。

    3. 保持したスイッチを離したときに、パワーウインドウ(D席ドアガラス)が下がらないことを確認する。パワーウインドウ(D席ドアガラス)が下がる場合にはパワーウインドウ(D席ドアガラス)位置のリセットが完了していないため、バッテリのマイナスターミナルを10秒間切り離した後、再度リセット作業を行う。

      □ 参 考 □
      1. 上記作業で、パワーウインドウレギュレータモータASSY(D席)のリセットができないときは、スイッチをAUTO UP側に保持し続け、パワーウインドウ(D席ドアガラス)を全閉にする。全閉にした後も、スイッチを12秒間引き上げ続ける。
      2. 長時間スイッチを操作すると、PTC(連続作動制限機構)の働きによりパワーウインドウ(D席ドアガラス)が動かなくなり、更にスイッチ操作を続けると一時的にAUTO作動およびリモート作動ができなくなる場合がある。この場合は、しばらく時間を置いて、再度リセット作業を実施する。

  2. パワーウインドウレギユレータモータASSY(D席以外)のリセット

    1. 該当席のマルチプレックスネットワークスイッチASSY(該当席パワーウインドウSW)を操作(MANUAL DOWNまたはAUTO DOWN保持)して、パワーウインドウ(該当席ドアガラス)を1/4以上下げる。

      □ 参 考 □
      パワーウインドウ(該当席ドアガラス)が1/4以上下がっている場合は作業不要。

    2. 該当席のマルチプレックスネットワークスイッチASSY(該当席パワーウインドウSW))を操作(AUTO UP保持)して、パワーウインドウ(該当席ドアガラス)が全閉停止後、さらに1秒以上スイッチを保持し続けるとパワーウインドウ(該当席ドアガラス)位置がリセットとなり、初期化が完了する。

    3. 保持したスイッチを離したときに、パワーウインドウ(該当席ドアガラス)が下がらないことを確認する。パワーウインドウ(該当席ドアガラス)が下がる場合にはパワーウインドウ(該当席ドアガラス)位置のリセットが完了していないため、バッテリのマイナスターミナルを10秒間切り離した後、再度リセット作業を行う。

      □ 参 考 □
      1. 上記作業で、パワーウインドウレギュレータモータASSY(D席)のリセットができないときは、スイッチをAUTO UP側に保持し続け、パワーウインドウ(D席ドアガラス)を全閉にする。全閉にした後も、スイッチを12秒間引き上げ続ける。
      2. 長時間スイッチを操作すると、PTC(連続作動制限機構)の働きによりパワーウインドウ(D席ドアガラス)が動かなくなり、更にスイッチ操作を続けると一時的にAUTO作動ができなくなる場合がある。この場合は、しばらく時間を置いて、再度リセット作業を実施する。



2. パワーウインドウ機能点検
  1. AUTO作動および挟み込み防止が正常に機能するか確認する。(要領は参照)

    □ 参 考 □
    AUTO作動および挟み込み防止が正常に機能しない場合は、再度リセット作業を行う。