フロントブレーキ  組み付け

準備品一覧

1. ディスクとアクスルハブの合わせマークを合わせ、フロントディスクを取り付ける。
   

   ■ 注 意 ■

   新品のディスクを取り付ける場合は、ディスクの振れが最小になる取り付け位置を選択する。

1. ディスクの振れ点検を行う前に、ハブ&ベアリングASSYのガタおよび振れを点検する。(要領は参照)
   

2. ハブナットで、フロントディスクを固定する。
   

   基準値

   T = 103 N・m{ 1050 kgf・cm }

3. ダイヤルゲージを使用して、ディスク外周から10mm内側の振れを点検する。
   

   限度

   0.05mm
   

   ■ 注 意 ■

   1. ダイヤルゲージの磁石部をアクスルハブおよびスピードセンサに近付けない。
      
   2. ダイヤルゲージはショックアブソーバに取り付ける。
      
   3. 振れが限度をこえる場合は、振れが最小になるようディスクとアクスルの位置を変えて取り付ける。位置を変えても限度をこえる場合は、ディスクを切削する。ディスクを切削する場合、ディスクの厚み限度をこえる場合は、新品のディスクに交換する。
      

1. 新品のピストンシール全周にラバーグリースを塗布し、ディスクブレーキシリンダの溝に確実に取り付ける。
   

1. 新品のシリンダブーツにラバーグリースを塗布する。
   

2. シリンダブーツをディスクブレーキピストンに取り付ける。
   

   ■ 注 意 ■

   シリンダブーツをピストンの溝に確実に取り付ける。

3. ディスクブレーキピストン外周にラバーグリースを薄く塗布し、ディスクブレーキシリンダに取り付ける。
   

   ■ 注 意 ■

   ピストンを無理にねじこまない。

1. シリンダブーツをディスクブレーキシリンダに取り付ける。
   

   ■ 注 意 ■

   シリンダブーツをディスクブレーキシリンダの溝に確実に取り付ける。

2. マイナス薄刃ドライバーを使用して、新品のセットリングを取り付ける。
   

   ■ 注 意 ■

   シリンダブーツを傷つけない。

1. アルミ板を介して、シリンダマウンティングをバイスに固定する。
   

2. 新品のブッシュダストブーツ2個の内側にラバーグリースを塗布する。
   

3. ソケットレンチ(21mm)およびプラスチックハンマーを使用して、ブッシュダストブーツ2個をシリンダマウンティングに取り付ける。
   

1. 新品のキャリパプレートNo.1(2枚)をシリンダマウンティングに取り付ける。
   

2. ボルト2本で、シリンダマウンティングをステアリングナックルに取り付ける。
   

   基準値

   T = 78 N・m{ 800 kgf・cm }

1. シリンダスライドピンNo.2の摺動部およびかん合部にラバーグリースを塗布する。
   

2. シリンダスライドピンNo.2を、ブッシュダストブーツに押し込んでかん合させて取り付ける。
   

1. 新品のシリンダスライドブッシュNo.1とシリンダスライドピンとの接触面にラバーグリースを塗布する。
   

2. シリンダスライドブッシュNo.1をシリンダスライドピンに取り付ける。
   

1. シリンダスライドピンの摺動部およびかん合部にラバーグリースを塗布する。
   

2. シリンダスライドピンを、ブッシュダストブーツに押し込んでかん合させて取り付ける。
   

1. アンチスクイールシムNo.1の両面にディスクブレーキグリースを塗布する。
   

2. アンチスクイールシムNo.1(2枚)、アンチスクイールシムNo.2(2枚)およびパッドウエアインジケータ2個をディスクブレーキパッドに取り付ける。
   

   ■ 注 意 ■

   ディスクブレーキパッド表面の溝の向き、および裏面のRH用、LH用の刻印に注意して取り付ける。

1. ディスクブレーキパッド2個をディスクブレーキシリンダマウンティングに取り付ける。
   

   ■ 注 意 ■

   ディスクブレーキパッド表面の溝の向きに注意して取り付ける。