オーディオシステム    ラジオが受信できない

準備品一覧


点検手順

手順1異常発生状況点検
  1. 異常発生状況点検

    1. どのような状況(場所)でノイズが入るか点検する。

      基準

      A
      B
      場所に関係なく発生
      特定の場所で発生



B
電波の乱れ(電波状況等の外的要因)
A


手順2後付け部品点検(サンシェードフィルム、電話アンテナ等)
  1. 後付け部品点検

    1. サンシェードフィルムおよび電話アンテナなどの後付け部品が装着されているか点検する。

      基準
      後付け部品なし

      □ 参 考 □
      ラジオに混入する雑音は、実用上支障のない程度まで雑音防止が施されており、極端に大きな雑音が入ることは考えられない。大きな雑音が入る場合は、アンテナ取り付け部のアース、正規の雑音防止部品がすべて装着されているか、または正規外の配線をしていないかを点検する。



NG
後付け部品の影響
OK


手順3アンテナ雑音発生点検


    E072245
  1. アンテナ雑音発生点検

    □ 参 考 □
    プリント式アンテナに傷を付けないように、ドライバーの先に図のようにアルミ箔を巻き、アルミ箔を指で押えながら点検を行う。

    1. ACC ON(IGスイッチACC)で、ラジオの電源を入れ、AMモードにする。



    2. E105010
    3. バックウィンドウガラスのアンテナ端子露出部にドライバーに巻いたアルミ箔を接触させたとき、スピーカから雑音が発生することを点検する。

      基準
      雑音(ガリガリ音)が発生する



OK
ラジオ レシーバASSY点検および交換
NG


手順4アンプリファイヤ アンテナASSY点検(取り付け状態)
  1. アース点検

    1. アンテナのアース部が確実にボデーと取り付いているか点検する。

      基準
      取り付け正常



NG
正しく取り付ける
OK


手順5ウインドゥプリント式アンテナ断線点検
SST
09082-00030  


    E034288
  1. ウインドゥプリント式アンテナ断線点検

    ■ 注 意 ■
    1. テスター棒の先に図のようにアルミ箔を巻き、プリント式アンテナに傷を付けないように、アルミ箔を指で押えながら点検を行う。
    2. ガラスの汚れを布などで掃除する場合は、アンテナを傷つけないように、乾いた柔らかい布を使用してアンテナの方向に沿ってぬぐう。
    3. 一般の洗剤やガラスクリーナーなどは使用しない。



      E032576
    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、プリント式アンテナにテスター棒を当てて動かしていき、導通がなくなる箇所がないかを点検する。

      基準
      断線箇所なし



NG
ウインドゥプリント式アンテナ断線箇所修正
OK


手順6バックウインドゥガラスアンテナ端子取りはずし点検


    E105010
  1. バックウィンドウガラスアンテナ端子取りはずし点検

    1. バックウィンドウガラスアンテナパターンからアンプリファイヤアンテナASSYをはずした状態で、ラジオレシーバASSYを操作してノイズが入るか再度点検する。

      基準
      ノイズが発生しない



OK
デフォッガシステムへ
NG


手順7アンテナ コード点検
SST
09082-00030  
09083-00150  


    E072172
  1. 点検前準備

    1. アンプリファイヤアンテナASSYとアンテナコードの接続部が見えるようにする。

    2. アンプリファイヤアンテナASSYとアンテナコードの接続部のコネクターを切り離す。

  1. 雑音発生点検

    1. ラジオレシーバASSYのコネクターを接続した状態で、ACC ON(IGスイッチACC)にする。

    2. ラジオの電源を入れ、AMモードにする。

    3. アンテナコードのアンテナジャック部に薄刃マイナスドライバーまたは細い針金等の金属を接触させたとき、スピーカから雑音が発生することを点検する。

      基準
      雑音(ガリガリ音)が発生する

  1. 電圧点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、アンテナコードのコネクターの裏側からANT端子←→ボデーアース間の電圧を点検する。

      基準値

      テスター接続
      測定条件
      基準値
      ANT←→ボデーアース
      ラジオ(AM/FM)受信中
      10-14V



OK
アンプリファイヤ アンテナASSY交換
NG


手順8アンテナ コード, NO.3点検
SST
09082-00030  
09083-00150  


    E105055J01
  1. 点検前準備

    1. アンテナ コード,No.3とアンテナコードの接続部が見えるようにする。

    2. アンテナ コード,No.3とアンテナコードの接続部のコネクターを切り離す。

  1. 雑音発生点検

    1. ラジオレシーバASSYのコネクターを接続した状態で、ACC ON(IGスイッチACC)にする。

    2. ラジオの電源を入れ、AMモードにする。

    3. アンテナ コード,No.3のアンテナジャック部に薄刃マイナスドライバーまたは細い針金等の金属を接触させたとき、スピーカから雑音が発生することを点検する。

      基準
      雑音(ガリガリ音)が発生する

  1. 電圧点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、アンテナ コード,No.3のコネクターのANT端子←→ボデーアース間の電圧を点検する。

      基準値

      テスター接続
      測定条件
      基準値
      ANT←→ボデーアース
      ラジオ(AM/FM)受信中
      10-14V



OK
アンテナ コード交換
NG


手順9ラジオ レシーバASSY点検(アンテナ)
SST
09082-00030  
09083-00150  


    E050367
  1. 点検前準備

    1. ラジオレシーバASSYを取りはずせる状態にする。

    2. アンテナのプラグを切り離す。

  1. 雑音発生点検

    1. ラジオレシーバASSYのコネクターを接続状態で、ACC ON(IGスイッチACC)にする。

    2. ラジオの電源を入れ、AMモードにする。

    3. ラジオレシーバASSYのアンテナジャック部に薄刃マイナスドライバーまたは細い針金等の金属を接触させたとき、スピーカから雑音が発生することを点検する。

      基準
      雑音(ガリガリ音)が発生する



    E074188
  1. 電圧点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両側ワイヤハーネスのコネクターを接続した状態で、コネクターの裏側からANT(A8)端子←→GND(A7)間の電圧を点検する。

      基準値

      テスター接続
      測定条件
      基準値
      ANT(A8)←→GND(A7)
      ラジオ(AM/FM)受信中
      10-14V



OK
ラジオ レシーバASSY点検および交換
NG


手順10ワイヤハーネスまたはコネクター点検(ラジオレシーバASSY←→アンテナコード,No.3間)
SST
09082-00030  
09083-00150  
  1. 点検前準備

    1. アンテナ コード,No.3と車両ワイヤハーネスの接続部が見えるようにする。

    2. アンテナ コード,No.3と車両ワイヤハーネスの接続部のコネクターを切り離す。



    E064303
  1. 電圧点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両側ワイヤハーネスのコネクターの裏側からANT(1)端子←→ボデーアース間の電圧を点検する。

      基準値

      テスター接続
      測定条件
      基準値
      ANT(1)←→ボデーアース
      ラジオ(AM/FM)受信中
      10-14V



OK
アンテナ コード, NO.3交換
NG

ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(ラジオレシーバASSY←→アンテナコード,No.3間)