EBD付きABSシステム  ＥＣＵデータモニター／アクティブテスト

IG　OFFにして、SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

SST

09991-70200  

IG　ONにして、SST(TaSCAN)の画面表示に従い、ECUデータを確認する。

■ 注 意 ■

コンピュータデータの値は、測定のわずかな誤差、測定環境の違い、車両の経時変化などにより値が大きくばらつき、明確な基準値(判定値)を示すことが困難である。従って、参考値内であっても不具合となる場合がある。

IG　OFFにして、SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。

SST

09991-70200  

IG　ONにして、SST(TaSCAN)の画面表示に従い、ECUデータモニターを表示させ、瞬断モニターする部位の項目を選択する。

□ 参 考 □

IG　ON後、3秒間(イニシャルチェック時)は、瞬断(断線)検出できない。

表示切替で‘折れ線表示’に切替える。

折れ線グラフでON/OFFの状態を点検する。

基準

OFF

□ 参 考 □

ONのままの場合は、ECU-センサー間の導通を点検する。

折れ線グラフの表示を見ながら、ECU-センサー間のコネクター、ワイヤハーネスを軽くゆする。

基準

グラフ変動なし

□ 参 考 □

1. ハーネス信号が断線(瞬断)から正常に変化しても、TaSCANのON表示は1秒間継続する。
   
2. グラフが変動する場合は、コネクターまたはワイヤハーネスが瞬断しているので、ワイヤハーネスおよびコネクターの修理または交換を行う。
   

IG　OFFにして、DLC3にSST(TaSCAN)をセットする。

SST

09991-70200  

IG　ONにして、SST(TaSCAN)の画面表示に従い、アクティブテストを表示する。

アクティブテスト中に確認するデータモニター項目を選択して実行キーを押す。

実施するアクティブテスト項目を選択して実行キーを押し、画面表示の指定キーを操作して各テストのON←→OFF切り替えを実行する。

■ 注 意 ■

1. モーターの駆動はモーター保護のため約5秒で自動的に停止するが、数秒の駆動を断続的に行わない。
   
2. 各ソレノイドの駆動はソレノイド保護のため約2秒で自動的に禁止され、一定間隔を開けて駆動許可する。
   
3. 減圧弁のみ単独でONさせた状態でブレーキを踏まない。
   
4. 各輪の保持弁と減圧弁を動かすことを除いて、ソレノイドを同時に2つ以上駆動させない。
   

□ 参 考 □

ソレノイドのアクティブテストの場合、ソレノイド選択画面で‘全ソレノイド駆動選択’に入ると同時に2つのソレノイドを同時に駆動することができる。