DTC    B1451/51    外部可変Comp用ソレノイド異常

準備品一覧


回路説明


クーラコンプレッサASSYは、エアコンディショナアンプリファイヤASSYからの信号によって冷媒の吐出量を変えている。エアコンディショナアンプリファイヤASSYは熱負荷、エンジン回転数等の変化に見合った吐出容量を信号に変え、コンプレッサ制御を行っている。


DTC No.
診断内容
  1. 診断条件
  2. 異常状態
  3. 異常期間
点検部位
B1451/51
  1. クーラコンプレッサASSY作動時
  2. コンプレッサ可変容量制御回路のオープン(断線)またはショート(短絡)
  3. なし(現在故障のみ)
  1. クーラコンプレッサASSY
  2. ワイヤハーネスおよびコネクター(クーラコンプレッサASSY←→エアコンディショナアンプリファイヤASSY間)
  3. エアコンディショナアンプリファイヤASSY


回路図



E103355J02



点検手順

手順1TaSCAN-データ読み取り(外部可変出力電流値)
SST
09991-70200  
  1. SST(TaSCAN)を使用して、画面表示に従って“ECUデータモニター”画面を表示させ、コンピュータデータを点検する。

    基準
    クーラコンプレッサASSYの作動に応じて変化する

    [診断メニュー画面:ボデー→A/C→ECUデータモニター] 
    項目名
    [項目記号]
    点検条件
    参考値
    外部可変出力電流値
    [OROA]
    クーラコンプレッサASSY作動時
    0A(最小容量)←→1A(最大容量)の範囲で表示



OK
エアコンディショナ アンプリファイヤASSY点検および交換
NG


手順2クーラ コンプレッサASSY単体点検
SST
09082-00030  
09083-00150  
  1. クーラコンプレッサASSYのコネクターを切り離す。



    E105415J02
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクター3(SOL+)端子←→6(SOL-)端子間の抵抗を点検する。

    基準値
    10.6±0.5Ω(コンプレッサ内部温度20°C)



NG
クーラ コンプレッサASSY交換
OK


手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(クーラコンプレッサASSY←→ボデーアース間)

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照

SST
09082-00030  
09083-00150  
09843-18040  


    E105416J03
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、クーラコンプレッサASSYの車両ワイヤハーネス側コネクター6(SOL-)端子←→ボデーアース間の導通を点検する。

    基準
    導通あり



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター点検および交換
OK


手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(クーラコンプレッサASSY←→エアコンディショナアンプリファイヤASSY間)

□ 参 考 □
点検要領および注意事項は参照

SST
09082-00030  
09083-00150  
09843-18040  
  1. エアコンディショナアンプリファイヤASSYのコネクターを切り離す。



    E105429J01
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両ワイヤハーネスの各コネクター端子間の導通およびGNDショート(短絡)を点検する。(端子配列は参照)
    測定箇所 
    エアコンディショナアンプリファイヤASSY側
    端子番号(端子記号)
    クーラコンプレッサASSY側
    端子番号(端子記号)
    A5(SOL+)
    3(SOL+)

    基準
    各端子間の導通があり、GNDショートしていない



NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

エアコンディショナ アンプリファイヤASSY点検および交換