EBD付きABSシステム  フリーズフレームデータ/ダイアグ詳細情報




  1. フリーズフレームデータ出力について
    1. SST(TaSCAN)を使用して、システム作動時または異常ダイアグノーシスコード発生時の車両(センサー)状況を記憶し、表示させることができる。

    2. システム作動時のフリーズフレームデータ


      1. システム作動時にデータを記憶し、システム作動ごとに新しいデータが更新される。

      2. 最後にシステムが作動した時からのIG OFF→ONした回数を31回まで記憶し、表示する。

        □ 参 考 □
        1. 車両停車状態または車速が7km/h未満での走行時において、IG OFF→ON回数はカウントアップされない。
        2. IG ONの回数が31回をこえた場合は‘31’を表示する。

      3. 異常ダイアグノーシスコード発生時のフリーズフレームデータを記憶すると、システム作動時のフリーズフレームデータは消去される。

    3. 異常ダイアグノーシスコード発生時のフリーズフレームデータ


      1. 異常ダイアグノーシスコードが出力された場合、異常コード発生時のフリーズフレームデータを記憶する。

      2. 異常ダイアグノーシスコード発生時のフリーズフレームデータを記憶すると、記憶データが消去(ダイアグノーシスコード消去)されるまでデータ更新されない。

      3. 異常ダイアグノーシスコード発生時のフリーズフレームデータでは、フリーズフレームデータ記憶後のIG ON回数は記憶しない。



    1. フリーズフレームデータ一覧表

      項目名
      出力項目
      状況
      参考値
      RL輪 前進/後退 情報
      車輪回転方向
      前進または後退走行時
      前進/後退
      RR輪 前進/後退 情報
      車輪回転方向
      前進または後退走行時
      前進/後退
      FL輪 前進/後退 情報
      車輪回転方向
      前進または後退走行時
      前進/後退
      FR輪 前進/後退 情報
      車輪回転方向
      前進または後退走行時
      前進/後退
      車両スピード
      車体速度(km/h)
      -
      メータの速度表示
      前後G
      車体速勾配(G)
      -
      -1.5-1.5
      ストップスイッチ
      ON/OFF
      ブレーキペダル操作
      ON←→OFF
      データフリーズ後からのIG ON数
      IG ON回数
      -
      0-31
      作動システム
      作動システム
      -
      ABS/無し