フロントシートヒーター

3.0L車全車,‘Sパッケージ’,‘Lパッケージ’の運転席と助手席にフロントシートヒーターをメーカーオプション設定(本革シートとセット)しました。
フロントシートヒーターは,シートバックおよびシートクッションのメイン部に設けられたシートヒーターとコンソールアッパーパネルサイド部のコンソールボックスクッション部に設けられたフロントシートヒータースイッチなどで構成されています。
フロントシートヒータースイッチは,無段階調整が行えるとともに,スイッチ上部にインジケーターランプを設定し,シートヒーターの作動状態を確認できるものとしました。

フロントシートヒータースイッチをONに操作すると,シートヒーターコントローラーはフロントシートヒータースイッチから設定温度を検出するとともに,シートクッションに設けられたサーミスター* 1からシート表皮の温度を検出することで,状況に応じた電気量をシートヒーターに流し,設定されたシート表皮温度に調整します。なお,シート表皮の温度が約50℃になると,シートクッションヒーター内のサーモスタット* 2がシートヒーターへの通電を遮断(シート表皮の温度が約30℃になると通電を再開)します。
参 考
*1
わずかな温度変化によって電気抵抗が大幅に変わる半導体(平温時は抵抗が高く,温度が上昇するにつれて抵抗が低くなる性質)を利用した素子。
*2
バイメタルや水銀の膨張を応用したスイッチにより,自動的に熱源を制御する温度調節装置。