IG　ONでシフトポジションを“R”（後退）にすると，マルチディスプレイの画面上に車両後方の映像を表示するとともに，ガイドに必要な各線を合成して画面上に表示します。

進路消去時は，赤色になります。

ステアリングの状態がほぼ真っすぐのときは表示されません。

予想進路線と駐車ガイド線は同時に表示できません。

車両後方が下図の範囲で表示されます。なお，自車の状況や路面状況により，表示される範囲が異なる場合があります。

バックモニターカメラによって画面で表示される範囲には限界があり,バンパーの両コーナー付近やバンパーの下にあるものは表示されないので注意してください。

IG　ONでシフトポジションを“R”（後退）にすると，後方映像の表示を開始し，車両後方映像表示画面で画面上の「進路表示」または「縦列ガイド」をタッチすることにより，“縦列ガイドモード”に移行し，縦列駐車の，案内を行います。

「進路消去」をタッチすることにより，予想進路線を非表示にできます。この時，同じ位置に「進路表示」スイッチが表示されますので，「進路表示」をタッチすることにより，元の画面に戻ることができます。

ガイド表示OFF選択時には後方映像および距離目安線（固定：赤色）のみの表示となります。

「予想進路線」は，車両後退時のステアリング操舵角を案内するもので，予想進路線が駐車スペースの区画線に合うようにステアリングを操作しながら後退することで，車両を駐車スペースに導くことができるようにしています。

「車幅延長線」は，区画内に真っすぐ駐車する際の目安になるもので，区画線と車幅延長線の状態（交差→平行）を判断することで車両が区画に真っすぐ向いていることを確認できるようにしています。この時,同じ位置に「進路表示」スイッチが表示されますので,「進路表示」をタッチする事により元の画面に戻ることができます。

「駐車ガイド線」は，縦列駐車などを行う場合に直進後退で停止する位置の目安になるもので，駐車ガイド線が路肩や区画線など駐車したい位置に合うまで後退することで，車両をステアリングを切る前の適切な位置に移動させることができるようにしています。

駐車ガイド線は用途・好みに応じて表示/非表示を設定することができます。なお，詳細はバックガイドモニター設定画面を参照してください。

縦列ガイドモード選択時には，画面表示に加えて車両の停止位置やステアリング操作のタイミングを，縦列駐車を行う過程のポイントごとに案内します。以下に，そのうちのいくつかを示します。

縦列駐車を行うにあたって第一段階の操作手順（はじめのコツ）として，車両を初期位置（車両が道路と平行で，なおかつ前方の駐車車両との間隔が約1mの位置）に移動させる必要がありますが，この状態を示すグラフィックを表示します。

はじめのコツ表示は，必要に応じて表示/非表示を切り替えることができます。なお，詳細はバックガイドモニター設定画面を参照してください。

初期位置に車両を停止させた後，「緑の縦線が隣の車の後ろに合うまでバックして止まります。」と案内音声を出力します。案内音声に従って緑の縦線が隣の車両の後端に合うまで後退することでステアリングを切る前の適切な位置に停止することができるようにしています。

緑の縦線を隣の車両の後端に合わせて後退すると，画面上に「ステアリングの操作に連動する緑の枠」を表示するとともに「止まったままハンドルを回して緑の枠を駐車スペースに合わせます。」と案内音声を出力します。案内音声に従って，ステアリングを回し，緑の枠を駐車したい位置に合わせることにより，適したステアリング舵角にセットすることができるようにしています。

マルチディスプレイの情報モード画面から「周辺モニター」をタッチすることにより，バックガイドモニター設定画面に移行し，バックガイドモニターに関する設定を行うことができます。