高圧フューエルポンプ

高効率な1プランジャー式とし駆動トルクの低減をはかるとともに,電磁スピル弁およびチェックバルブを一体とし,システムの軽量・コンパクト化をはかりました。また,低圧燃料の入り口にパルセーションダンパーを取り付けました。
シリンダーヘッドカバーに取り付けられており,エンジン右バンクエキゾーストカムシャフトのリヤ端に設けられたカムにより駆動されます。シリンダーヘッドカバーとの取り付け面にヒートインシュレーターを設定し,燃料温度の上昇を抑えました。
エンジンコントロールコンピューターが運転状態に応じた高圧燃料圧力に可変制御します。電磁スピル弁の制御により必要な燃料のみを吐出するシステムとすることで,駆動トルクの低減および低騒音化をはかりました。
フューエルデリバリーパイプに燃圧センサーを設け,エンジンコントロールコンピューターへフィードバックして常に最適な燃料圧力に制御します。運転状態に応じて高圧燃料圧力を4~13MPaの間で可変することにより,フリクションロスの低減をはかりました。
高圧燃料配管の締結は,テーパーシール金属締結を採用しました。
高圧フューエルポンプの構造

高圧フューエルポンプ作動

フューエルポンプ制御