ノックセンサー
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従来の共振型ノックセンサーは,シリンダーブロックからの振動を受けると,圧電セラミックの振動板がシリンダーブロック取り付け部を支点としてたわむことによって,圧電セラミックに圧力が加わり,電圧を発生します。 フラット(非共振型)ノックセンサーは,シリンダーブロックからの振動を受けると,オモリは慣性力によって移動に遅れが生じるため,シリンダーブロックとオモリの間に設けられた圧電セラミックに圧力が加わり,電圧を発生します。
ノックセンサー作動
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従来の共振型ノックセンサーは,ノッキングの発生する,ある一定の周波数で振動板が共振するため,ノックセンサーからの出力が発生すると,エンジンコントロールコンピューターはノッキングと判断します。 これに対し,フラット(非共振型)ノックセンサーは,すべての周波数帯域においてほぼ一定の出力特性となるため,エンジンコントロールコンピューターは,ねらったノッキング発生周波数を検知することで,より正確なノッキング検出を可能としています。