DTC C1224/44 エンジン回転信号系統異常

準備品一覧

機能説明

スキッドコントロールコンピユータASSYは、エンジンコントロールコンピュータからエンジン回転数信号を入力している。

DTC No.
DTC検出状況
不具合箇所
C1224/44
1.車速30km/h以上でエンジンからのデータ受信正常時にエンジン回転数信号の断線またはショート状態が10秒以上継続
2.TRC制御中でエンジン回転数信号の断線またはショート状態が0.24秒以上継続
  • エンジンコントロールコンピュータ
  • スキツドコントロールコンピユータASSY

回路図

点検手順

手順1
ワイヤハーネス点検(スキッドコントロールコンピュータASSY−エンジンコントロールコンピュータ)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. スキッドコントロールコンピュータASSYおよびエンジンコントロールコンピュータのコネクターを切り離す。

  2. トヨタエレクトリカルテスターを使用して、スキッドコントロールコンピュータASSYのA12(NEO)端子⇔エンジンコントロールコンピュータのE15(NEO)端子間ワイヤハーネスの導通およびボデーアースとの絶縁を点検する。


  3. 基準
    端子間・・・・・・・・・・導通あり
    端子⇔ボデーアース間・・・導通なし
      NG
      ワイヤハーネスおよびコネクター修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順2
スキツドコントロ-ルコンピユ-タASSY点検(NEO)
  1. オシロスコープを使用して、A12(NEO)⇔GND端子間の波形を点検する。

    1. オシロスコープ波形


    2. 基準
      図のようになる
      ■ 注 意 ■
      エンジン回転が上がるほど周期が短くなる。

      □ 参 考 □
      • 測定端子 NEO⇔GND
      • 計器セット 1V/DIV、2ms/DIV
      • 測定条件 アイドル回転時

      NG
      エンジンコントロ-ルコンピユ-タ点検および交換
      OK
      次の手順へ

手順3
各部の接続状態点検
  1. スキッドコントロールコンピュータASSYのコネクターの接続状態を点検する。


  2. 基準
    異常の無いこと
    □ 参 考 □
    振動により不具合が発生すると思われる場合はワイヤハーネスを軽く上下、左右にゆすり、不具合の発生がないか点検する。(特にワイヤハーネスではコネクターの付け根、振動の支点、ボデーの貫通部を重点的にチェックする。)

      NG
      各部の接続状態修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順4
DTC再確認
  1. ダイアグノーシスコードを消去後、再出力する。(要領はXX-XXX 参照)

  2. 異常コード
    正常コード
      B
      異常なし
      A
      エンジンコントロ-ルコンピユ-タ点検および交換