エミツシヨンコントロールシステム(ヴェロッサ(1JZ-FSE)) 車上点検
  1. 排気ガス再循環装置点検
    1. EGR閉じ点検
      1. SST(S2000)をDLC3に接続する。
      2. SST
        09991-60101
        09991-60300

      3. 点火時期点検を行う。
      4. 画面表示に従って操作を行い、「アクティブテスト」−「データモニタ選択」で「インテークマニホールド圧」を選択する。
      5. 「アクティブテスト」−「強制ストイキ制御」を実行したときにインテークマニホールドの負圧が基準値内であること、およびエンジン回転数が安定していることを確認する。
      6. 基準値
        60kPa{450mmHg}以上

    2. EGR開き点検
      1. 画面表示に従って操作を行い、アクティブテスト「EGRステップ」を選択する。
      2. エンジンアイドル回転状態でEGRステップ数を徐々に上げていくと、エンジンアイドル回転数が不安定になることを確認する。
  2. 空燃比補償装置
    1. S2000をDLC3に接続し、「TCCS」−「データモニター」−「O2センサー電圧 B1S1、B2S1」を表示させる。
    2. SST
      09991-60101
      09991-60300

    3. エンジン回転を2500r/minで約2分間保持し、オキシジエンセンサを暖機する。
    4. エンジン回転を2500r/minで保持し、S2000の指示が0−1V間で変化(フィードバック)することを確認する。
    5. 基準値
      10秒間に8回以上変化する。

      ■ 注 意 ■
      • オキシジエンセンサが冷えてしまうので暖機作業に引き続いて行う。
      • 変化しない場合は、暖機作業を再度行い確認する。

  3. 減速時制御装置(フユーエルカツト装置)
    1. エンジン回転数を約3000r/minにする。
    2. サウンドスコープを使用して、インジェクターの作動音を確認する。
    3. アクセルペダルを離したとき、インジェクターの作動音が一時止まり、再度作動音がすることを確認する。
  4. 燃料蒸発ガス抑止装置
    1. SST(S2000)をDLC3に接続する。
    2. SST
      09991-60101
      09991-60300

    3. エンジン始動後、図のバキュームホースを切り離す。
    4. 画面表示に従って操作を行い、「アクティブテスト」−「パージVSV」を選択し、VSVをONしたとき、VSVのポートに負圧が発生することを確認する。
    5. 点検結果が異常な場合は下記項目を点検する。
    6. □ 参 考 □
      • VSV(キャニスターパージ用)
      • バキュームホースのつまり(スロットルボデー⇔VSV)
      • エンジンコントロールコンピュータPRG電圧

    7. 「アクティブテスト」を終了し、バキュームホースを復元する。
    8. 画面表示に従って操作を行い、「データモニタ」画面を表示させ、パージVSVの作動状態が確認できるように「パージVSV」を選択する。
    9. 車両を完全暖機後十分に加減速走行させ、VSVが「OFF→ON」になることを確認する。