DTC P0500/42 車速センサー系統(2WD)

準備品一覧

回路解説

車速センサは、トランスミツシヨンアウトプツトシヤフトの回転速度を検出して、信号をスキツドコントロールコンピユータに送る。この信号はスキツドコントロールコンピユータ内で、更に正確な波形へと変換され、車速信号としてエンジンコントロールコンピユータに送られる。

DTC NO.
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他 
トラブルエリア
P0500/42
1.車両走行時
2.車速信号が入力されない
3.2秒以上(吸気温−10°C以上)8秒以上(吸気温−10°C未満)
4.1トリップ
  • ワイヤハーネスまたはコネクタ(スピードセンサ系統)
  • スピードセンサ
  • スキツドコントロールコンピユータ
  • エンジンコントロールコンピユータ

配線図

手順1
スピ-ドセンサ点検

SST
09991-60101
09991-60300
  1. 出力波形点検

  2. □ 参 考 □
    S2000のオシロスコープ機能を使用することにより、エンジンコントロールコンピユータ−スピードセンサ間の機能点検を実施することができる。

    1. エンジンコントロールコンピユータCコネクタの22(SPD2)端子−Bコネクタ17(E1)端子間にS2000を接続する。(端子配列は05-16 参照)

    2. S2000をオシロスコープ機能にセットする。

    3. 項目
      内容
      測定端子
      SPD2⇔E1
      計器セット
      5V/DIV、20ms/DIV
      条件
      約20km/hで走行時
      □ 参 考 □
      • 掲載のオシロスコープ波形は参考例であり、ノイズ、チャタリング波形などは省略してある。
      • エンジン回転数が高くなるにつれ、波形振幅は大きくなる。
      • エンジン回転数が高くなるにつれ、波形周期は短くなる。

      OK
      エンジンコントロ-ルコンピユ-タ点検および交換
      NG
      次の手順へ

手順2
ワイヤハーネスまたはコネクタ点検(ECU−スキツドコントロールコンピユータ)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. エンジンコントロールコンピユータCコネクタを切り離す。

  2. スキツドコントロールコンピユータBコネクタを切り離す。

  3. SSTを使用して、エンジンコントロールコンピユータCコネクタ28(SPD2)端子−スキツドコントロールコンピユータBコネクタ13(RRO)端子間の導通点検をする。(端子配列は05-357 参照)


  4. 基 準
    導通あり
  5. SSTを使用して、エンジンコントロールコンピユータCコネクタ28(SPD2)端子−Bコネクタ17(E1)端子間の短絡点検をする。(端子配列は05-16 参照)


  6. 基 準
    導通なし
      NG
      ワイヤハーネスまたはコネクタ修理または交換
      OK
      関連するダイアグコードチャートへ(スピードセンサRR系統異常)(要領は05-363 参照)