カムシャフトのジャーナル部、軸受け部およびバルブアジャスティングシム上面にエンジンオイルを塗布する。
- ■ 注 意 ■
- 新品のシム組み付け時はオイルを十分塗布する。
カムシャフトNO.1、NO.2のストレートピンを図の位置にして、シリンダヘッドに軽くのせる。
- □ 参 考 □
- #2および#6シリンダのバルブリフト量を同一にするために行う。
無理な力を加えないでカムシャフトNO.1、NO.2をフロント側に軽く押し付ける。

ボルトのねじ部に少量のエンジンオイルを塗布する。

NO.3およびNO.7ジャーナルのカムシャフトベアリングキャップを組み付け、キャップがシリンダヘッドの合わせ面と合うまで数回に分け、均等に仮締めする。
- ■ 注 意 ■
- カムシャフトを水平に沈み込ませる。
新品のオイルシールをリップ部側からカムシャフトに挿入する。
カムシャフトベアリングキャップNO.1、NO.3の図の箇所にシールパッキンブラック(直径2mm)を塗布する。
- ■ 注 意 ■
- シールパッキン塗布箇所を脱脂する。
- シールパッキンは直径2mm以上塗布しない。
- シールパッキン塗布後5分以内に取り付ける。
- シールパッキンベアリングキャップ内面にはみ出さないように塗布する。
- 組み付け後、2時間以内はエンジンを始動させないで放置する。

ボルトのねじ部に少量のエンジンオイルを塗布して、残りのカムシャフトベアリングキャップを仮付けする。
- ■ 注 意 ■
- ベアリングキャップの組み付け方向および取り付け位置を間違えない。
- □ 参 考 □
- IN側 ベアリングキャップNO.2・・・I2−I7
- EX側 ベアリングキャップNO.1・・・E1
- EX側 ベアリングキャップNO.2・・・E2−E7

カムシャフトベアリングキャップを均等に仮締めする。
SSTを使用して、オイルシールをシリンダヘッド最深部に押し込む。
- SST
- 09316-60011(09316-00011,09316-00051)

図の順序で3回に分けて規定トルクで締め付ける。

カムシャフトNO.1、NO.2のサービス用六角部を使用して、カムシャフト前側のストレートピンを真上にする。

図の位置のベアリングキャップのボルト2本を手で回る程度までゆるめ、再度3回に分けて締め付ける。
- ■ 注 意 ■
- ボルトはゆるめすぎない。
- ゆるめ→締めの動作は各ベアリングキャップ毎に行う。
ソケットヘキサゴンレンチ5を使用して、ベアリングキャップNO.3のリヤ側のボルト2本を締め付ける。
カムシャフトを正回転方向に120°回転させる。

図の位置のベアリングキャップのボルト2本を手で回る程度までゆるめ、再度3回に分けて締め付ける。
- ■ 注 意 ■
- ボルトはゆるめすぎない。
- ゆるめ→締めの動作は各ベアリングキャップ毎に行う。
カムシャフトを正回転方向に120°回転させる。

図の位置のベアリングキャップのボルト2本を手で回る程度までゆるめ、再度3回に分けて締め付ける。
- ■ 注 意 ■
- ボルトはゆるめすぎない。
- ゆるめ→締めの動作は各ベアリングキャップ毎に行う。