DTC B1141/33 サイドエアバッグセンサASSY LH故障

準備品一覧

回路説明

サイドエアバッグセンサASSY LHはセーフィングセンサ、診断回路およびGセンサなどで構成されている。

DTC No.
DTC検出項目
問題発生箇所
B1141/33
  • エアバッグセンサASSY CTR−サイドエアバッグセンサASSY LH間W/Hの短絡、+B短絡、アース短絡または断線
  • サイドエアバッグセンサASSY LHの故障
  • エアバッグセンサASSY CTRの故障
  • サイドエアバッグセンサASSY LH
  • エアバッグセンサASSY CTR
  • フロアワイヤNo.2(エアバッグセンサASSY CTR−サイドエアバッグセンサASSY LH間)

回路図

点検手順

手順1
サイドエアバツグセンサASSYLH点検

SST
09843-18040
09991-60101
09991-60300
  1. バッテリーのマイナスターミナルを接続し、IGスイッチをONにして60秒間待機する。

  2. SSTを使用してダイアグコードを消去後、再度ダイアグコードを点検する。(要領は05-944 参照)

    1. ウォーニングランプによるコード読み取りの場合


    2. 基準
      ダイアグコード33が出力されないこと
    3. S2000によるコード読み取りの場合


    4. 基準
      ダイアグコードB1141が出力されないこと
      OK
      再現手法を実施(要領は01-20 参照)
      NG
      次の手順へ

手順2
エアバッグセンサASSYCTRコネクター接続状態点検
  1. IGスイッチをOFF(LOCK)にする。

  2. バッテリーのマイナスターミナルを切り離し、90秒間待機する。

  3. エアバッグセンサASSY CTRに接続されているコネクターの接続状態を確認する。


  4. 基準
    エアバッグセンサASSY CTRにコネクターが正しく接続されていること
      NG
      コネクター再接続
      OK
      次の手順へ

手順3
サイドエアバッグセンサASSYコネクター接続状態点検
  1. サイドエアバッグセンサLHに接続されているコネクターの接続状態を確認する。


  2. 基準
    サイドエアバッグセンサASSY LHにコネクターが正しく接続されていること
      NG
      コネクター再接続
      OK
      次の手順へ

手順4
サイドエアバッグセンサLH回路(断線)点検(エアバッグセンサASSYCTR−サイドエアバッグセンサASSYLH間)(点検要領および注意事項は01-29 参照)

SST
09843-18040
09082-00030
09083-00150
  1. エアバッグセンサASSY CTRおよびサイドエアバッグセンサASSY LHからコネクターを切り離す。

  2. SSTを使用して、コネクターCのVUPL、ESL端子間およびSSL+、SSL−端子間を短絡する。

  3. ■ 注 意 ■
    短絡する際、コネクターの端子にSSTを無理に差し込まない。

  4. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用してコネクターBのVUPL、ESL端子およびSSL+、SSL−端子にテスター棒をあて、コネクターB−コネクターC間の抵抗値を点検する。


  5. 基準値
    1Ω以下
      NG
      フロアワイヤNO.2修理または交換(エアバッグセンサASSY CTR−サイドエアバッグセンサASSY LH間)
      OK
      次の手順へ

手順5
サイドエアバッグセンサLH回路(アース短絡)点検(エアバッグセンサASSYCTR−サイドエアバッグセンサASSYLH間)(点検要領および注意事項は01-29 参照)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. コネクターCのVUPL、ESL端子間およびSSL+、SSL−端子間の短絡を解除する。

  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用してコネクターBのVUPL、SSL+、SSL−端子−ボデーアース間の抵抗値を点検する。


  3. 基準値
    1MΩ以上
      NG
      フロアワイヤNO.2修理または交換(エアバッグセンサASSY CTR−サイドエアバッグセンサASSY LH間)
      OK
      次の手順へ

手順6
サイドエアバッグセンサLH回路(VUPL、ESLおよびSSL+、SSL−ライン短絡)点検(エアバッグセンサASSY CTR−サイドエアバッグセンサASSY LH間)(点検要領および注意事項は01-29 参照)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用してコネクターBのVUPL、ESL端子およびSSL+、SSL−端子にテスター棒をあて、コネクターB−コネクターC間の抵抗値を点検する。


  2. 基準値
    1MΩ以上
      NG
      フロアワイヤNO.2修理または交換(エアバッグセンサASSY CTR−サイドエアバッグセンサASSY LH間)
      OK
      次の手順へ

手順7
サイドエアバッグセンサLH回路(+B短絡)点検(エアバッグセンサASSYCTR−サイドエアバッグセンサASSYLH間)(点検要領および注意事項は01-29 参照)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. バッテリーのマイナスターミナルを接続し、IGスイッチをONにする。

  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用してコネクターBのVUPL、SSL+、SSL−端子−ボデーアース間の電圧を点検する。


  3. 基準値
    1V以下
      NG
      フロアワイヤNO.2修理または交換(エアバッグセンサASSY CTR−サイドエアバッグセンサASSY LH間)
      OK
      次の手順へ

手順8
サイドエアバツグセンサASSYLH点検

SST
09843-18040
09991-60101
09991-60300
  1. IGスイッチをOFF(LOCK)にする。

  2. バッテリーのマイナスターミナルを切り離し、90秒間待機する。

  3. エアバッグセンサASSY CTRにコネクターを接続する。

  4. サイドエアバッグセンサASSY LHとRHを入れ替え、コネクターを接続して確実に取り付ける。

  5. ■ 注 意 ■
    取り付ける際、エアバッグセンサASSY LHおよびRHに衝撃をあたえない。

  6. バッテリーのマイナスターミナルを接続し、IGスイッチをONにして60秒間待機する。

  7. SSTを使用してダイアグコードを消去後、再度ダイアグコードを点検する。(要領は05-944 参照)

    1. ウォーニングランプによるコード読み取りの場合


    2. 基準
      ダイアグコード32が出力されないこと(A)
      ダイアグコード33が出力されないこと(B)
    3. S2000によるコード読み取りの場合


    4. 基準
      ダイアグコードB1140が出力されないこと(A)
      ダイアグコードB1141が出力されないこと(B)
      NG(A)
      サイドエアバツグセンサASSYLH交換
      NG(B)
      エアバツグセンサASSYCTR交換
      OK
      再現手法を実施(要領は01-20 参照)