プロペラ ウイズ センタベアリング シヤフトASSY(ヴェロッサ) 取替

    準備品一覧

    □ 参 考 □
    構成図は30-3 参照

  1. エキゾーストパイプASSY取りはずし
    1. ボルト2本をはずし、フロアブレースCTRを取りはずす。
    2. ボルト3本をはずし、エキゾーストマニホールドからエキゾーストパイプASSYを切り離す。
    3. エキゾーストパイプASSYのブシュおよびパイプリングをはずし、エキゾーストパイプASSYおよびガスケットを取りはずす。
    4. ボルトをはずし、ヒートインシュレータを取りはずす。(1JZ−FSE車)
  2. プロペラウイズセンタベアリングシヤフトASSY取りはずし
    1. プロペラシャフトASSYのフランジヨークとディファレンシャルコンパニオンフランジに合わせマークを付ける。
    2. ボルト4本、ワッシャおよびナット各4個をはずし、プロペラシャフトASSYをディファレンシャルコンパニオンフランジから切り離す。
    3. □ 参 考 □
      フランジの結合部が固い場合は、ボルトおよびナットを1箇所のみ仮付けし、ブラスバーおよびハンマーを使用して、フランジを均等にたたいて切り離す。

    4. センタサポートベアリングの取り付けボルト2本およびワッシャ2個を取りはずす。

    5. エクステンションハウジングからプロペラシャフトASSYを取りはずし、エクステンションハウジングにSSTを挿入する。
    6. SST
      09325-40010


  3. プロペラシャフトASSY取りはずし
    1. フランジに合わせマークを付ける。
    2. ボルト4本、ワッシャおよびナット各4個をはずし、プロペラシャフトASSYをインタミディエイトシャフトASSYから取りはずす。

  4. プロペラシャフトASSY点検
    1. ダイヤルゲージおよびVブロックを使用して、プロペラシャフトASSYの振れを測定する。
    2. 限度
      0.2mm

      ■ 注 意 ■
      ダイヤルゲージはシャフトの中央部に直角に取り付ける。


  5. プロペラインタミデイエイトシヤフトASSY点検
    1. ダイヤルゲージおよびVブロックを使用して、インタミディエイトシャフトASSYの振れを点検する。
    2. 限度
      0.2mm

      ■ 注 意 ■
      ダイヤルゲージはシャフトの中央部に直角に取り付ける。

      □ 参 考 □
      限度値を超えた場合はプロペラウィズセンタベアリングシャフトASSYを交換する。

  6. スパイダーベアリング点検
    1. スパイダーを回転させ、引っかかりのないことを点検する。
    2. 両手で強くスパイダーを軸方向、直角方向にゆすり、ジョイント部にガタのないことを点検する。
    3. □ 参 考 □
      ガタがある場合はプロペラウィズセンタベアリングシャフトASSYを交換する。

  7. センタサポートベアリングASSY点検
    1. 中心から外周方向に力を加えながら回転させて、ベアリングのガタおよび引っかかりがないことを点検する。
    2. ゴム部に傷、亀裂およびスプリングのはずれがないことを点検する。
    3. センタサポートベアリング部のブラケット部に亀裂および変形がないことを点検する。
    4. □ 参 考 □
      ガタがある場合はプロペラウィズセンタベアリングシャフトASSYを交換する。

  8. プロペラシャフトASSY取り付け
    1. 合わせマークを合わせ、ボルト4本、ワッシャおよびナット各4個で取り付ける。
    2. 基準値
      T=73.5N・m{750kgf・cm}


  9. プロペラウイズセンタベアリングシヤフトASSY取り付け
    1. エクステンションハウジングからSSTを取りはずす。
    2. プロペラシャフトASSYをエクステンションハウジングに挿入する。
    3. ワッシャ2個を介して、ボルト2本でセンタサポートベアリングを仮付けする。

    4. プロペラシャフトASSYのフランジヨークとディファレンシャルコンパニオンフランジの合わせマークを合わせて、ボルト4本、ワッシャおよびナット各4個で取り付ける。
    5. 基準値
      T=73.5N・m{750kgf・cm}


    6. 図の寸法が12.5±1mmになり、かつセンタサポートベアリングブラケット中心線が、インタミディエイトシャフトASSY軸に対し、直角になるようにする。

    7. センタサポートベアリングの取り付けボルト2本を本締めする。
    8. 基準値
      T=49.1N・m{500kgf・cm}

  10. ジヨイントアングル点検
    1. 角度測定前には各部を次に示すような要領で落ち着かせる。
      1. 手で数回、プロペラシャフトを回転させる。
      2. ディファレンシャルにジャッキを当て、上下させる。
      3. ■ 注 意 ■
        測定は4柱リストまたはピットなどを使用し、なるべく接地状態に近い状態で行う。

    2. SSTを使用して、インタミディエイトシャフトASSY(A)とプロペラシャフトASSY(B)の取り付け角度を測定する。
    3. SST
      09370-50010

      基準値
      A−B=−0°40’±30’

    4. SSTを使用して、プロペラシャフトASSY(B)とディファレンシャル(C)の取り付け角度を測定する。
    5. SST
      09370-50010

      基準値
      B−C=2°00’±30’


    6. 基準値外の場合は、センタサポートベアリング部の調整用ワッシャを適切なものに交換する。
    7. ■ 注 意 ■
      • 左右の厚さは、同じものを使用する。
      • 2枚のワッシャを重ねて使用しない。

      □ 参 考 □

      調整用ワッシャー(駆動方式2WD)

      品番
      厚さ[mm]
      90201−10106
      2.0
      90201−10008
      4.5
      90201−10033
      6.5
      90201−10017
      9.0
      90201−10034
      11.0
      90201−10035
      13.5

      調整用ワッシャー(駆動方式4WD)

      品番
      厚さ[mm]
      90201−10083
      6.5
      90201−10084
      9.0
      90201−10085
      11.0
      90201−10086
      13.5
      90387−10141
      15.0
      90387−10142
      17.0
      90387−10143
      19.0

  11. エキゾーストパイプASSY取り付け
    1. ボルトで、ヒートインシュレータを車両に取り付ける。(1JZ−FSE車)
    2. 基準値
      T=5.4N・m{55kgf・cm}

    3. ブシュおよびパイプリングで、エキゾーストパイプASSYを車両に取り付ける。
    4. 新品のガスケットを介して、ボルト3本でエキゾーストパイプを取り付ける。
    5. 基準値
      T=44.0N・m{450kgf・cm}

    6. ボルト2本で、フロアブレースCTRを取り付ける。
    7. 基準値
      T=7.4N・m{75kgf・cm}