トルクコンバ-タASSY(ヴェロッサ(ATM)) 点検
準備品一覧
トルクコンバ-タASSY点検
トルクコンバータワンウェイクラッチ点検
SST(ツール)をステーターシャフトかん合部に挿入する。
SST
09350-32014(09351-32010)
トルクコンバータのスリーブ部からSST(ストッパー)を挿入し、ステータースラストワッシャー切り欠き部にかん合させる。
トルクコンバータを立てて、SST(ツール)を回す。
SST
09350-32014(09351-32020)
基準
右に回したとき軽く回転し、左に回したときロックする。
トルクコンバータASSY良否判断
トルクコンバータの点検結果が基準の内容に当てはまる場合は、トルクコンバータを交換する。
基準
ストールテストまたはニュートラル時トルクコンバータ部で金属音がする
1ウェイクラッチが両方向ともフリーまたはロックしている
オートフルード内に微粉が限度見本以上混入している(限度見本参照)
□ 参 考 □
オートフルード内微粉の限度見本は、取りはずしたトルクコンバータよりオートフルードを約25mL(35mmフィルムケース1本分)シャーレに抜き取ったものです。
オートフルード内微粉の限度見本は、「リビルトA/Tに同梱の注意書」または1998年1月発行の「A/Tリビルト品取扱マニュアル(品番63264)」を参照。
トルクコンバータ内オートフルード交換
オートフルードが異臭変色しているときは、トルクコンバータ内のオートフルードをよく撹拌し、取り付け面を上にしてオートフルードを抜き取る。
オイルクーラおよびオイルパイプラインの清掃点検
トルクコンバータ点検、オートフルード交換を行った場合、オイルクーラー、パイプラインを清掃する。
□ 参 考 □
インレットホースより196kPa{2kgf/cm
2
}の圧縮エアを吹き込み清掃する。
オートフルード内に多量の微粉などが混入している場合は新しいオートフルードをバケットポンプなどで注入し再度清掃する。
オートフルードが白濁している場合はオイルクーラー(ラジエーター)を点検する。
トルクコンバータ変形防止とオイルポンプギヤ破損防止
トルクコンバータ取り付けボルト先端とトルクコンバータ取り付け穴の底に干渉痕があるときは、ボルトおよびトルクコンバータを交換する。
取り付けボルト長さは全て同一のこと(0.5mm以内)(スプリングワッシャーの欠品がないこと)