ヘッドランプASSY LH(ヴェロッサ) 調整

    準備品一覧

  1. ヘッドランプ光軸調整用紙作成(ロービーム)
    1. 厚手の白紙を用意する。
    2. 図の調整用スクリーンを作成する。

  2. ヘッドランプ光軸調整前作業(ロービーム)
    1. タイヤ空気圧を正規に調整する。(要領は28-1 参照)
    2. 運転席に1名乗車する。
    3. エンジンを始動し、バッテリーを充電状態にする。
    4. レベリングスイッチのダイヤルを0にする。

  3. ヘッドランプ光軸調整(ロービーム)
    1. テスターとヘッドランプレンズの距離を3mにする。
    2. 車両にテスターを正対させる。
    3. ヘッドランプテスターをセットする。
      1. ヘッドランプ中心にテスターの集光レンズ中心を合わせる(集光式ヘッドランプテスターの場合)。
      2. テスターの角度調整つまみを上下、左右とも0にする(投影式ヘッドランプテスターの場合)。
      3. ヘッドランプ中心にテスターの投影スクリーンを合わせる(投影式ヘッドランプテスターの場合)。

    4. テスターの集光レンズ中心に調整用スクリーンの中心穴を合わせテープなどで貼り付ける。
    5. 他方のランプの光の影響を受けない処置をする。
    6. ■ 注 意 ■
      光を通さないもので被う場合は3分以内とする。

    7. ヘッドランプをロービームで点灯する。
    8. スクリーンに照写されたビームの明暗分割線を基準線の位置に調整する。
    9. □ 参 考 □
      中心から右100mmの位置で約30mm。中心から右に離れるに従い、明暗分割線は下がる。



    10. 基準線から大きくはずれる場合は、明暗分割線を基準線の位置に調整し、再度ハイビームの光軸調整の状態に車両とテスターをセットして、ハイビームの光軸が検査基準内にあることを確認する。
    11. 基準
      光軸方向
      光軸ずれ量
      下向きの振れ
      前方10mで取り付け高さの1/5以内
      左方向の振れ
      前方10mで20cm以下
      右方向の振れ
      前方10mで20cm以下(右側の前照灯は10cm以下)

  4. ヘッドランプ光軸調整前作業(ハイビーム)
    1. タイヤ空気圧を正規に調整する。(要領は28-1 参照)
    2. 運転席に1名乗車する。
    3. エンジンを始動し、バッテリーを充電状態にする。
  5. ヘッドランプ光軸調整確認(ハイビーム)
    1. ヒューズ(HーLP LH LOまたはHーLP RH LO)ヘッドランプライトコントロールコンピュータASSYのコネクターを切り離す。
    2. 使用するヘッドランプテスターの取り扱い要領に基づき、ハイビームの光軸を調整する。
    3. ■ 注 意 ■
      エーミングスクリューは締め込む方向で調整する(緩め方向に調整する場合は、一度緩めてから再度締め込む)。

  6. ヘッドランプ光度点検(ハイビーム)
    1. 光軸調整後ヘッドランプテスターで光度を点検する。
    2. 基準
      12,000カンデラ以上