ばい煙・悪臭のあるガス・有害なガス等の発散防止装置

    メータリングバルブの状態

    1. 作動
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. アイドル状態で、PCVバルブへのホースを指でつまんだとき、バルブ内でカチンという作動音がすることを点検する。

    ブローバイガス還元装置の配管の損傷

    1. 損傷
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. ベンチレーションホースに亀裂やつぶれなどの損傷がないかを点検する。また、ホースの抜けやホースクリップが、正しく取り付けられているかを点検する。

    燃料蒸発ガス排出抑止装置の配管等の損傷

    1. 損傷
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. パイプ、ホースに亀裂やつぶれ、腐食などの損傷がないかを点検する。また、ホースの抜けやホースクリップが、正しく取り付けられているかを点検する。

    チャコールキャニスタの詰まり、損傷

    1. チェックバルブの作動
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      1. チャコールキャニスタのチェックバルブの作動がよいかを、下記のように点検する。
        1. A部を吹いたとき、通気がない(吹けない)こと。
        2. B部を強く吹き、A部を指でふさいだとき、B→Cに通気があること。
        3. B部を強く吹き、C部を指でふさいだとき、B→Aに通気があること。
        4. C部を吹き、A部を指でふさいだとき、C→Bに通気があること。
        5. C部を吹き、B部を指でふさいだとき、C→Aに通気があること。

    3. 損傷
    4. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. チャコールキャニスタに亀裂などの損傷がないかを点検する。

    触媒等の排出ガス減少装置の取付けの緩み、損傷

    1. 損傷、緩み
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      工具により締め付け方向に回し、回らないかで緩みを点検する。(例)緩みの点検

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. 触媒コンバータにへこみや亀裂などの損傷がないかを点検する。また、フランジの締め付けおよび排気温センサーの取り付けボルト、ナットに緩みがないかを点検する。

    二次空気供給装置の機能

    1. 機能
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      機器で測定することにより点検する。(例)遊び、ガタなどの点検

      1. エンジン暖機後、アイドル回転で2次空気導入装置(ASシステム)が作動していることを点検する。
      2. ASシステムが作動している状態で、ASVへのバキュームホースまたはバキュームスイッチへのバキュームホースをはずしたとき、ASシステムの作動が止まることを点検する。
      3. 冷間時、アイドル回転でASシステムが作動していないことを点検する。(2Y、2Y-J、3Yンジン)


      4. ■ 注 意 ■
        ASの作動確認は、エアの吸入音(ポコポコ音、ブーブー音など)の有無、またはサクションホースを握り脈動の有無により行う。吸入音がわかりずらい場合は、ASVまたはACVとASフィルター間のホースをはずし確認する。
        点検要領および基準の詳細は、修理書を参照のこと。

    排気ガス再循環装置の機能

    1. 機能
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      機器で測定することにより点検する。(例)遊び、ガタなどの点検

      1. EGRバルブへのバキュームホースをはずし、3ウェイによりバキュームゲージを取り付け、EGRバルブに作用する負圧により排気ガス再循環装置(EGRシステム)が正しく作動しているかを点検する。

      2. EGRシステム作動点検(◯:負圧作用 ×:負圧作用せず〔7kPa{50mmHg}以下〕)

        点検要領
        ガソリンエンジン
        LPGエンジン
         
         
        5K、2Y、2Y-J、3Y、2RZ-E、2TZ-FE、2TZ-FZE、1FZ-FE、3VZ-E、5V-EU
        2Y-P、3Y-P、3Y-PE
        暖機後
        アイドル回転時
        ×
        ×
         
        アイドル回転から約2000〜3000r/minまでのレーシングを繰り返したとき
        冷間
        エンジン回転に関係なく
        ×

        EGRシステム作動点検(◯:負圧作用 ×:負圧作用せず〔7kPa{50mmHg}以下〕)

        点検要領
        ディーゼルエンジン
         
         
        1HD-FT、1KZ-TE、3L、2L-TE(LS系)、3C-T、3C-TE(A/T)、2C(A/T)、1N
        2L-TE(LX系)、3C-TE(M/T)、2C(M/T)、1N-T
        暖機後
        アイドル回転時
        ×
         
        エンジン回転を1500r/minで保持
         
        ポンプレバーをすばやく全開し、エンジン回転上昇中
        一瞬負圧が7kPa{50mmHg}以下になる
        冷間
        エンジン回転に関係なく
        ×

    減速時排気ガス減少装置の機能

    1. フューエルカット機能
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      触れたり、作動させたり、揺らしたりして点検する。(例)作動、機能、ガタなどの点検

      機器で測定することにより点検する。(例)遊び、ガタなどの点検

      1. EFIエンジン
        1. エンジン暖機後、インジェクターにサウンドスコープを当ててエンジン回転を2500〜3500r/min程度に上げ、スロットルレバーを離したとき、インジェクターの作動音が一瞬止まり、その後再度作動音がすることを点検する。

      2. キャブレターエンジン
        1. アイドル状態で、フューエルカット用バキュームスイッチへのバキュームホースをつまんだままエンジン回転を上げていったとき、2300〜2500r/min付近でエンジンの振れ(スロー燃料系のカットによる振れ)が大きくなることを点検する。

      3. 3Y-PE(LPGエンジン)
        1. スローロックソレノイドバルブにサウンドスコープを当ててエンジン回転を2500r/minに上げ、スロットルレバーを離したとき、ソレノイドバルブの作動音がし、その後しばらくして再度ソレノイドバルブの作動音がすることを点検する。

      4. 2Y-P,3Y-P,1G-GP(LPGエンジン)
        1. アイドル時、バキュームスイッチ(1G-GP),VSVのFポート(2Y-P,3Y-P)にマイティバックを接続し、80kPa{600mmHg}の負圧をかけたときエンストしないことを点検する。
        2. エンジン回転2000r/minで@のように80kPa{600mmHg}の負圧をかけたときエンストすることを点検する。


    一酸化炭素等発散防止装置の配管の損傷、取付状態

    1. 損傷、取り付け状態
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      地上で点検作業を行う。
      点検方法

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. 排出ガス減少装置のパイプ、ホースに亀裂などの損傷がないかを点検する。また、ホースの抜けやつぶれがないかを点検する。

    熱害防止装置の遮熱板の取付けの緩み、損傷

    1. 緩み、損傷
    2. □ 参 考 □
      作業方法

      リフトアップの状態で点検作業を行う。
      点検方法

      工具により締め付け方向に回し、回らないかで緩みを点検する。(例)緩みの点検

      目視により点検する。(例)漏れ、損傷、量などの点検

      1. ヒートインシュレータの取り付けボルト、ナットに緩みがないかを点検する。また、亀裂や変形などの損傷がないか、他の部品と干渉していることがないかを点検する。